日本共産党の斉藤まりこ都議は11日、恵京都足立区を回り「東京五輪は中止し、科学的なコロナ対策に集中しよう。都立・公社病院を守り、都営住宅の新規建設を実現しよう」と訴えました。
斉藤氏は、同区の聖火ランナーから「菅政権などの話には不信ばかりでとても協力できない。五輪に使う力があるのなら、命を救うために使ってほしい」とランナーを辞退する連絡があったことを紹介。「都議会で五輪中止を求める陳情を否決した自公都民ファに都議選で審判を下そう」と語りました。
斉藤氏は、コロナ禍で職を失った状況で都営住宅から追い出されようとしている人の声を示して「都営住宅に住み続けたいという住民の陳情の賛成討論に立つだのは共産党だけだ。共産党の議席を伸ばして都営住宅の新規建設を実現させよう」と訴えました。
子どもを連れて演説を聞いた同区の女性(44)は「ボランティアに参加したかったぐらい五輪には賛成だったが、今は何よりも中止してほしい。コロナで子どもの運動会もだめなのに開催はおかしい」と話しました。
(2021年6月12日付「しんぶん赤旗」より)