訴える、とくとめ予定候補(写真提供:しんぶん赤旗)

板橋区は、日本共産党の、とくとめ道信予定候補(68)=現=と、自民党の元職2人、公明党の新人、都民ファーストの会の現職2人、立憲民主党の現職の有力7氏が定数5を争う、誰が落ちてもおかしくない大激戦です。その焦点は、新型コロナから命・暮らし守る政策を掲げる共産党・とくとめ予定候補の勝利か、“五輪開催ありき”で新型コロナ対策をゆがめる自民・公明・都ファの議席独占を許すのかです。

五輪中止訴え

「五輪は中止し、あらゆる知恵と力を都民の命と健康を守ることに注ぐため全力をあげます」。成増駅前、とくとめ予定候補の訴えが響きます。

区民からも「選手は気の毒だが、飲食店も気の毒。五輪は中止を」(64歳の女性)「ワクチン接種の予約が取れず、途方に暮れている。五輪どころじゃない」(78歳の女性)との声が相次ぎました。

五輪開催に突き進む国・都の姿勢に首をかしげた女性(69)は、支持政党があるわけではないものの「菅政権は全然いいと思ってない。(共産党に)期待してるんだから頑張ってよ」と激励しました。

とくとめ予定候補の政策に共感が広がる中、「菅さんを総理にしたのは失敗だった」と支持者からも批判される自民・公明は、なりふり構わぬ組織戦を展開しています。

前回“共倒れ”した自民党は、14人の区議を半分に分け、2陣営が競って保守票の掘り起こしに躍起です。区議と都議候補の連名ポスターを作成し、下村博文衆院議員の秘書らが商店街や町会役員、下村氏のつながりを軒並み訪問。中には「無断で張られた」「はっきり断ったのに強引に張っていった」との声も。総選挙を前に政調会長の“お膝元”での2議席奪還に執念を燃やしています。

新旧交代の公明党も、支持を断っても「名前くらいは聞いてほしい」と食い下がるなど、新人の売り込みに必死。青年が政策アンケートを駅頭で大規模に行うなど総選挙も見すえ、無党派層の取り込みも狙っています。

公社病院守れ

日本共産党は、五輪中止・コロナ対策に全力をあげるとともに、豊島公社病院を守り、危険な羽田新ルートや住民合意なく商店街を分断する道路建設・大型再開発中止を訴え。

得票目標5.5万(前回比約1.5倍)の実現で「2議席復活ねらう自民党に審判下し、総選挙での政権交代で安心と希望の政治へ道を開こう」と、演説会参加者がビラ配布を担ったり、50人の活動協力者を作った支部があるなど、「赤旗」読者・後援会員とともに奮闘しています。

また4月から10代~40代の入党が相次いでいます。最近も医学生から「綱領を読んだ。入党したい」との問い合わせがあるなど、自公政権への怒りと党への期待が広がる若い世代での支持拡大を重視しています。

(2021年5月25日付「しんぶん赤旗」より)