「音楽の現場 もう限界」関係者らオンライン企画開催/吉良よし子参院議員が出演

ウェブイベント「音楽の現場、もう限界です」=27日(画像をクリックするとYouTube動画につながります)

窮状訴え支援

コロナ禍で苦境にあるライブハウス、劇場など文化施設への支援を国に求める「#SaveOurSpace」と、自由で公正な社会を目指してネット上でメディア活動を行う「Choose Life Project」が共同で27日、オンラインイベント「音楽の現場、もう限界です」を開きました。音楽家、ライブハウス関係者、公演企画関係者、国会議員らが出演し、「ライブハウスの閉店が1年で40軒ほど」「収入減なのに、スタッフ1人当たりの負荷増」「地方はツアーができない」「ひっそり辞めていく人がいる」「国や地方自治体は、文化の価値を認めたうえで予算を組む制度設計に転換を」など窮状を訴えました。日本共産党から吉良よし子参院議員が出演しました。

吉良氏は「困窮によって文化の裾野が崩れようとしている。政府の支援策は不十分。いかに支え文化の灯を消さないようにするか。給付は待ったなしだ」と述べました。また、ドイツ・ベルリンのクラブ事業者団体が、市内の全クラブハウス存続に必要な額を政府に示し、十分な予算を確保した話を受け、「参考になる。野党として与党にお任せではなく、具体的な予算とともに、融資ではなく給付を実現しろと言っていきたい」と話し、文化復興基金への国費投入や持続化給付金の再支給なども求めるとしました。

イベントの動画は、YouTubeで視聴できます。

(「しんぶん赤旗」2021年3月1日付より)