山添拓参院議員 障害者死亡の駅調査

駅員増 必要ですね

ホームドアが開いたままの東陽町駅を調査する山添氏(正面)ら=27日、東京都江東区(写真提供:しんぶん赤旗)

日本共産党の山添拓参院議員は27日、東京視覚障害者協会(東視協)のメンバーとともに、視覚障害者がホームから転落し電車にはねられ死亡(11月29日)した東京メトロ東西線東陽町駅(江東区)を調査しました。

同駅は11月上旬にホームドアが設置されたものの、来年1月末予定の運用開始前の調整中で、ドアが開いたまま。

山添氏らはホームを歩いて、転落箇所のホーム幅が特に狭くなっていることを確認。ホームの階段やエレベーター付近で事故後に設置された音声案内装置が構内の騒音のため聞き取りづらく、電池切れになっていたり、装置を固定するテープがはがれて人感センサーが機能していなかったりすることを点検しました。

山添氏は「ホームに出る階段の各降り口に駅係員を置くなど、駅員や警備員の増配置が必要だと感じた。電車の騒音を考えれば、簡易装置だけでなく肉声による放送で常時、警告することが大切だ」と語りました。

東視協の参加者も「私たちにとって、駅員の配置は命の分かれ道だ」「駅の無人化の動きも心配している」などと訴えました。

(2020年12月29日付「しんぶん赤旗」より)