福祉会館にネット整備を/白石たみお都議が質問

質問する白石議員=24日、都議会委(写真提供:しんぶん赤旗)

日本共産党の白石たみお東京都議は、24日の都議会厚生委員会で、障害者の活動の拠点である東京都障害者福祉会館にインターネット環境を整備するよう求めました。

白石氏は同会館で実施している視覚障害者への文書の点訳や朗読などのサービスについて、実施する部屋のパソコンがインターネットにつながっていないので非常に不便だと強調。パソコンには文書を点訳する機能があるが、その場でインターネットで文書を入手して点訳をすることができないなどの実態を指摘しました。

また、利用者が点字の文書を作成し、印刷することができるパソコン室でもインターネットにつながっておらず、「同様の不便さがある」と述べました。

白石氏は「ネット環境の整備を早急にしてほしい」という障害者の訴えをつきつけ、都に検討を求めました。

都福祉保健局の藤井麻里子障害者施策推進部長は「障害者福祉会館のインターネットの整備について検討していく」と答えました。

(2020年11月28日付「しんぶん赤旗」より)