減便なのに新ルート/中野区で羽田新飛行ルートの学習会

山添拓議員が国会報告

東京都中野区の「羽田空港新飛行ルートの中止を求める中野の会」は16日、学習会「これからどうなる? 羽田新ルート」を開きました。

各地の住民運動を結んでいる「羽田問題解決プロジェクト」の大村究・代表が講義し、「『コンビナート上空は飛ばない』『騒音は沖合移転』という自治体との約束をほごにし、代替案もまともに検討せず、飛行機に危険な急降下を行わせ強引に実施したのが新ルートだ」と述べました。

羽田新ルート実施に向けた国通知の取り消しを求めている行政訴訟原告団の須永知男さんが「国は『地元の理解を得て進める』と言ったが、各区議会が新ルートの見直しを求め、渋谷区では町会長の過半数が反対を表明した」と訴えました。

日本共産党の山添拓参院議員が国会報告を行い、「各地で批判が高まったのを受け、強引に進めた国も『新ルートの固定化回避』を言わざるを得なくなった。コロナ禍で飛行機が9割も減便しているのに、なぜ新ルートだけは着々と進めるのか」と表明しました。

立憲民主党の桧山隆区議もあいさつ。共産党の来住和行、小杉一男、羽鳥大輔、無所属の武藤有子の各区議も紹介されました。

(2020年10月24日付「しんぶん赤旗」より)