道路の陥没が埋め立てられた現場=19日、東京都調布市(写真提供:しんぶん赤旗)

東京・調布 陥没事故の地下で外環道路工事

東京都調布市つつじケ丘2丁目で起きた陥没事故から一夜明けた19日午前、現場付近の住民が取材に応じました。事故が起きた道路は子どもたちの遊び場でもありました。


事故現場付近の地下では、東京外環道(練馬区~世田谷区)の地下掘削工事が行われていました。東日本高速道路(NEXCO東日本)は、事故との因果関係は不明としつつ、現場は掘削工事を一旦中止したと説明しています。

現場に足を運ぶとすでに陥没した穴はふさがれていました。その上を小さな子どもたちが自転車で何度も往復して遊ぶ姿がありました。

当時、陥没が車庫の真下まで広がっていた男性(91)は「昨日の夕方から娘の家に避難していました。自宅への影響はいまのところないです。このまま工事を進めるのは不安がある。よくよく注意して責任をもって仕事してほしい」と語りました。

男性宅から数軒隣で、1歳と3歳の子どもがいる女性(32)は、「(工事現場)一帯は交通量も少なく、近所の子どもたちがいつも遊んでいる場所です。不安になります」と語ります。

外環道工事中について同女性は「自宅は外環工事のルートから20メートルいくらい離れた所にあるからまあ大丈夫かなと思っていました。工事中は『ドーン、ドーン』と振動を感じる時もありました。人が巻き込まれる事故が絶対にないよう配慮してほしい」と話しました。

同工事は、地下40メートルより深い場所であれば地権者に無断で掘ってよいとする大深度法の許可に基づき進められ、同法の前提は地上に影響を与えないことです。沿線住民や日本共産党は、地上への影響を指摘し、工事に反対しています。

(2020年10月20日付「しんぶん赤旗」より)