東京都の小池百合子知事は7日の定例記者会見で、毎年9月1日に行われている関東大震災の朝鮮人虐殺追悼式典への追悼文送付について「追悼文は毎年行っていない」として、今年も行わない意向を示しました。

 関東大震災では「朝鮮人が暴動を起こした」などのデマが広がり、数千人といわれる朝鮮人が軍や警察、自警団に虐殺されました。

1973年、墨田区の都立横網町公園に追悼碑が建立され、都は74年以降、毎年、追悼文を送付してきましたが、小池知事は就任翌年の2017年、「全ての震災犠牲者を追悼する」と称して、歴代の知事が行ってきた追悼文の送付を中止。

追悼式典実行委員会や都民、日本共産党都議団などは「知事の姿勢は虐殺の史実を否定するものだ」と批判しています。

(2020年8月8日付「しんぶん赤旗」より)