共産党の白川・小池・吉良各氏

臨時国会が開会した1日、参院選で当選した日本共産党の3議員が初登院し、国政に臨む決意を表明しました。
初当選した白川容子議員は多くのメディアに囲まれました。「物価高など暮らしが大変になる中、みなさんから命、暮らしを守ってほしいという声として送り出していただいた。本当に身が引き締まる思いだ」と語りました。選挙戦では消費税減税の実現を求める声が大きかったとし、「他党のみなさんとも力を合わせて実現していきたい」と強調。医療現場の出身者として医療改悪を阻止し、「改悪よりも充実」に取り組むと主張しました。香川県議を4期務めた経験を生かし、「国民の声でこそ動く政治をつくっていきたい」と表明しました。
小池晃書記局長は「自民党政治を終わらせようとの民意に応え、国民の運動と力を合わせて、日本共産党ここにありという論戦で頑張る」と決意を表明しました。「排外主義・極右的潮流、ジェンダーバッシングなど危険な流れがあるだけに、共産党の役割はさらに非常に重要だ」と強調。消費税減税は選挙結果に示された「明らかな民意」「消費税減税に取り組むとともに、大軍拡から暮らしを守ることに全力を挙げたい」と力を込めました。
3期目となる吉良よし子議員は「国民の声を届け抜く6年にしていきたい」と語りました。参院選で差別や排外主義、分断をあおる政党や政治家が増えてきたと指摘。文部科学省が博士課程に進学する学生の生活支援制度を留学生に適用しない方針を決定したことを挙げ、「政府も差別、排外主義を助長していることは問題。教育無償化の実現をはじめ、排除ではなく、すべての人を支える政治を目指したい」と強調しました。
(「しんぶん赤旗」2025年8月2日付より)