黒人差別、人ごとでない/渋谷で3500人デモ

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小池晃書記局長も参加

米国で発生した白人警官による黒人男性の暴行死に怒り、人種差別は許さないと世界中に広がっている「ブラック・ライブズ・マター」に連帯するデモが14日、東京都内で行われました。3500人(主催者発表)が参加し、渋谷駅前のスクランブル交差点や表参道を歩きながら「NO JUSTICE NO PEACE」(正義がないところに平和はない)などとコールしました。

出発地点となった代々木公園には、「差別は対岸の火事ではない」「黒人の命は守るべき」などと書かれたプラカードを手にした、国籍や年齢もさまざまな人たちであふれました。

米国にある大学に通う男性(21)は、黒人差別に怒ると同時に、在日コリアンに対してなど、日本にも同じような構造があると語ります。
「差別は決して人ごとではありません。見過ごさず、おかしいと声をあげることは重要です」

デモは、日本で暮らしている外国籍の人たちが中心に呼びかけ、賛同した有志が主催しました。

主催の一人で都内にある大学の2年生(19)は、米国での抗議に連帯したいと考えて呼びかけたと語り、「今もたくさんの差別があることを、日本に住む多くの人に知ってもらいたい」と話しました。

日本共産党の小池晃書記局長も参加しました。

(2020年6月14日付「しんぶん赤旗」より)