【いま「赤旗」が旬】「産経」が「赤旗」記事を拡散?! /「読売」特別編集委員登場に「なぜ」

2020年2月24日 ,
「赤旗」記事の内容がわかるようになっている「産経」12付(「しんぶん赤旗」より)

12日付の産経新聞でかなり大きなスペースで「赤旗」の記事が“紹介”されるという珍しいことが起きました。

「赤旗」文化面で5回連載した識者のエッセー「私と資本論」の初回(1月8日付)に読売新聞特別編集委員の橋本五郎さんが登場したことに驚き「いったい、どうして」と橋本さんに聞いたものです。

「赤旗」の当該記事の画像も載せ、「マルクスの『ぶれない軸』は格差のない社会の実現」「マルクスのすごいところは『資本論』を経済学書にとどめず、思想の書、社会変革の実践の書にしていること」「現在も『資本論』は生命力を発揮している」などの内容を紹介。

「産経」が「赤旗」記事を拡散した形です。橋本さんは「産経」記者の質問に「立場が異なっていても、正しいと思うものは『いいとこ取り』すればよい」と答えています。

「私と資本論」には他に、経済評論家の森永卓郎、山家悠紀夫、経済学者の石川康宏、浜矩子、間宮陽介、会計学者の野中郁江、フランス文学者の内田樹、政治学者の白井聡、ジャーナリストの竹信三恵子の各氏が登場。

「生活の中で直面する不条理や苦痛がどのようにして生み出されるのかを『資本論』は鮮明に示してくれる」「所得や資産の格差が空前のレベルまで拡大している今こそ、マルクス経済学の意義はむしろ大いに高まっている」などこもごも語り反響を呼んでいます。

(2020年2月24日付「しんぶん赤旗」より)