【羽田低空飛行計画】党都議団が知事に申し入れ “容認せず議論公開を”

日本共産党東京都議団(曽根はじめ団長、18人)は29日、都主催の「羽田空港の機能強化に関する都及び関係区市連絡会」(30日)で、都心上空を低空飛行する新ルート案を容認しないよう、小池百合子知事に対し申し入れました。

東京都(左)に申し入れ書を手渡す白石たみお都議ら共産党都議団=29日、都議会(「しんぶん赤旗」提供)

都は同連絡会を2014年8月に設置しましたが、これまで一度も開かれませんでした。
ところが都は26日に突然、30日に開催することを発表しました。

申し入れは、同連絡会が「都心上空を低空飛行する新飛行ルートについて、何らかの理解や容認をする姿勢を示す場になる危険が捨てきれない」と指摘。
品川、渋谷の各区議会が意見書や決議を採択していることなどから、新ルートの運用を進めるのは、安倍首相が施政方針演説で示した「地元の理解を得て」との意向にも背き、「国の約束にも反するもので断じて許されない」としています。

6月議会の共産党の代表質問に小池知事が「都民や関係自治体の理解がさらに深まるように一層の取り組みを求め」と答弁したことを指摘し、

▽地元合意の無いまま連絡会で新飛行ルート容認の意見表明を行わない
▽連絡会を非公開とせず、都民の傍聴やネット中継を実施する

ことを求めました。

(2019年7月30日付「しんぶん赤旗」より)