【杉並区】業者による署名・押印偽造/杉並区議団「原因究明を」 ​

日本共産党東京都杉並区議団(くすやま美紀団長5人)は2月25日、田中良区長に対し、区受託業者による署名・押印偽造行為について、徹底した原因究明と再発防止を行うよう申し入れました。

区の担当者に申し入れ書を手渡す日本共産党区議団=2月25日、東京都杉並区(「しんぶん赤旗」提供)

同区は1月25日、学校の芝生の維持管理業務で不適切な行為があったとして、箱根植木(本社・同区)、日本体育施設東京支店(中野区)の2社に対し、2カ月の指名停止処分を行いました。

党区議団が区に聞き取りを行ったところ、 2社は業務報告書で副校長の了承がないのに副校長名の署名・押印をコピーし、繰り返し使っていたことが分かりました。

申し入れでは「公共事業の信頼性を根底から揺るがすもので、署名・押印を第三者が作成することは明白な犯罪行為だ」と指摘。

①不正行為について過去にさかのぼって調査し、見逃されてきた原因を解明する
②他の区発注事業についても不正行為がないか総点検を行う
③入札審査、契約のあり方についても検討を行い、再発防止策を取る

ことなどを 求めました。

区の関谷隆総務部長は申し入れを「お預かりし、きちんとお返しする」と答えました。

(2019年3月2日付「しんぶん赤旗」より)