【都議会本会議】正規の学校司書 全都立校に配置を~星見てい子都議

日本共産党の星見てい子東京都議は2月27日の都議会本会議で、全ての都立学校の学校図書館に正規職の学校司書を配置するなど学校図書館を充実するよう小池百合子知事に求めました。

質問する星見議員=2月27日、都議会本会議(「しんぶん赤旗」提供)
星見都議の調べによると現在、都立高校189校のうち119校は学校司書が民間委託されており、正規職の学校司書がいるのは61校だけです。
特別支援学校には一人もいません。

星見都議は、1999年に批准されたユネスコ(国連教育科学文化機関)学校図書館宣言にある「学校図書館は、児童生徒が責任ある市民として生活できるように、生涯学習の技能を育成し、想像力を培うものである」との学校図書館の役割について質問。

知事は「ユネスコ宣言が採択されて20年、学校図書館に期待される役割は今も変わることはない」と答えました。

中井敬三教育長は、学校司書の専門性と教育活動に果たす役割を盛り込んだ学校図書館ガイドラインを引き合いに出し、学校司書の重要性を認めました。

星見都議は、民間委託の職員は文科省も「学校司書には該当しない」と答えていると指摘。
学校司書の削減・民間委託をやめ、全ての都立高校と特別支援学校に正規職の学校司書を配置するよう求めました。

(2019年3月2日付「しんぶん赤旗」より)

icon-arrow-circle-right星見てい子都議の質問全文はこちら(日本共産党都議団サイトにリンク)