学歴詐称は公選法違反

小池知事元側近が会見

 小池百合子東京都知事の学歴詐称疑惑に関連して告発手記を月刊誌で公表した「元側近」とされる小島敏郎・元都民ファーストの会都議団政務調査会事務総長が17日、東京・日本外国特派員協会で記者会見し、YouTubeチャンネルでライブ配信されました。

 小島氏は、2020年に駐日エジプト大使館のフェイスブックに掲載された、小池氏がエジプトのカイロ大学を卒業したとする文書について、「隠ぺい工作に加担してしまった」と発言、改めて経緯を語りました。

 このなかで、小島氏は、「学歴詐称は公職選挙法違反です。(3年の)時効は成立していますが、今後、小池さんが公職に就くための選挙に立候補する。そのときに『カイロ大学卒業』と書けば、その時点で犯罪が発生することになります」と指摘。小池氏が選挙に出た場合、公選法違反の罪で刑事告発する可能性を示唆しました。

 小池知事は、小島氏の告発について12日、「大学が卒業を認めている。毎度毎度、選挙のたびにこうした記事が出るのは残念だ」などと述べています。

 このことに関連して小島氏は、「小池さんがカイロ大学を卒業したという主張は、カイロ大学が卒業したと認めているということと、卒業証明書と卒業証書があるということしかありません。その卒業実態を示す証拠は何ら示されておりません」と語りました。

(「しんぶん赤旗」2024年4月19日付より)