首都の空をわがもの顔/全国で訓練も

4月以降、横田基地(東京都福生市など5市1町)で300回を超える離着陸を行っている米空軍の特殊作戦機CV22オスプレイが、8月に離着陸を急増させ、日本全土で訓練を行っていることが羽村平和委員会の調査で分かりました。

「しんぶん赤旗」webサイトより
 在日米軍・防衛省は10月1日から5機のCV22を横田に配備すると発表しましたが、すでにわが物顔で居座っているのが実態です。

CV22の配備は当初、来年10月以降の計画でしたが、今年4月3日、突如「今夏」への前倒しを発表。2日後に横田に初飛来しました。

目視での調査によれば、4月10回、5月5回、6月17回と推移しましたが、7月に105回と急増。8月は22日現在で176回に達しています。

最も多かったのが8月16日。2機が約1時間40分の間に20回ずつ離着陸訓練を行いました。

羽村平和委員会の高橋美枝子さんによれば、CV22は滑走路の真上をホバリングしながら駐機場へ向かうなど、異常な飛び方が見られるといいます。

横田には普天間基地(沖縄県宜野湾市)に配備されている米海兵隊のMV22オスプレイも頻繁に飛来。首都圏が沖縄と並ぶオスプレイの訓練拠点として強化されています。

横田での離着陸は大半が夕方から夜間に集中しており、午後9時台の着陸も珍しくありません。

夜間訓練について、当時の中谷元・防衛相は実施の可能性に言及しましたが、横田へのCV22配備に関する「環境レビュー」は、夜間訓練に言及していません。

青森県、埼玉県、山口県、沖縄県など、全国各地への飛来・目撃も相次いでいます。
これらは事前通告もなく、不十分ながら自治体への通告があったMV22の配備当初と比べても傍若無人ぶりが際立っています。

墜落事故が相次いでいるオスプレイの配備に対して、住民や自治体は強く反発し不安を募らせています。
このため、日米両政府はCV22に関する情報をひた隠しにし、なし崩し的に日本への配備計画を進めてきました。

こうした姿勢を批判するとともに、全国各地で動きを監視し、配備撤回の声を高めていくことが求められます。

(2018年8月24日付「しんぶん赤旗」より)