不破前議長、池内さおり 東京12区(比例重複)を応援(池袋)

この記事は約2分で読めます。

市民と野党の共闘は「世界に共通する国民運動の原則」

総選挙での日本共産党躍進と大激戦の東京12区での池内さおり候補(東京比例重複)の必勝を何としてもと、不破哲三前議長を迎えた街頭演説が13日、東京・JR池袋駅東口で行われました。

市民連合の山口二郎氏(法政大学教授)も駆けつけ、降りしきる雨のなか聴衆の輪がぐんぐん広がり、「共産党頑張れ」の声が上がりました。

山口氏は「共産党の思い切った決断で、選挙区での一騎打ちの構図ができた」と感謝を表明。「共産党の掲げる政策は当たり前のものばかりだ」として、「偏見や思い込みを捨て、ありのままの目で共産党を見てほしい」と呼びかけました。

池内候補は「みんなの力で安倍政治を終わらせる。森友・加計疑惑にフタをして逃げ切ることは許さない。比例は日本共産党、どうか大きく伸ばしてください」と訴えました。

池内さおり東京12区候補(左)の応援演説に立つ不破前議長。右は山口氏

池内さおり東京12区候補(左)の応援演説に立つ不破前議長。右は山口氏

不破氏は、50年にわたる国会論戦を振り返り、外交問題では「かつての自民党は、日米の核心にかかわる問題でも、国会で事実をもって追及されれば対応を変える余裕と幅があった」と指摘しました。
しかし、今の安倍内閣は、沖縄での軍用機墜落事故や米軍新基地建設問題でも、「すべてアメリカの言いなりで問答無用の姿勢だ」と告発。北朝鮮問題でも、世界の首脳が対話による解決を求めるなか、安倍首相はトランプ政権の軍事的な選択肢を含めて賛成していると批判しました。

不破氏は「自民党政治を推進する勢力から日本の政治を本気で国民の手に取り戻そうというのが、市民と野党の共闘の勢力だ」と強調し、大激動のなかでも共闘が全国規模で広がりつつあると指摘。思想信条を超えて団結しナチスドイツとたたかった欧州の歴史も示し、「いろいろな見方・考え方を持つ方々とも心を一つに共闘する精神は、世界のすべての国の国民運動に共通する統一戦線の原則中の原則だ」と強調しました。

その上で、安倍独裁政治のもと、この精神をつらぬく日本共産党が躍進することが、市民と野党の共闘を前進させると訴え、「比例では日本共産党へのご支持をお願いしたい」と訴えると、聴衆から大きな拍手と歓声が上がりました。