志位委員長と訴え-平和でも暮らしでも世界の本流に立つ政治に

日本共産党は14日、東京・新宿駅前で「比例は共産党 街頭演説」を行い、青年たちが志位和夫委員長、吉良よし子参院議員と一緒に「比例代表で日本共産党の躍進を」と呼びかけました。

買い物客らでにぎわう駅前通りで大学生や青年労働者、3歳児のママなどが次々とマイクを握り、「憲法9条を守りたい。市民と一緒に声をあげてきた共産党を躍進させたい」「市民と野党の共闘の前進に頑張ってきた共産党を応援します」と語りました。「どこに入れていいのか迷ったら、比例は日本共産党に」と熱烈にスピーチしました。

「自公政権にさよならを。だから比例は共産党」―。若者と新宿でコールした志位委員長。若者たちに世界の流れと経済の問題について語りかけました。

志位氏は「世界は本当に変わっています」と122の国が賛成して核兵器禁止条約が採択されたことを紹介。被爆国なのに国連会議すらボイコットした日本政府を「恥ずかしい」と批判すると「そうだ」の声があがりました。「世界の主流となった平和の流れの方向に日本政治を変えよう」「核兵器禁止条約にサインする政府を」と訴えると盛んな拍手が起こりました。

経済の問題では、「なぜ大企業、富裕層にはお金がたまっていくのに、若い人、庶民の生活は苦しいままなのか」と問いかけ、労働法制を規制緩和してきた自民党政治を告発。「いまや若者の2人に1人が非正規。やっと正社員になったと思ったらブラック企業。こんなことを若者に強いる社会には未来がない」と訴え、共感の拍手を受けました。

志位氏は「大企業にたまった400兆円を人間らしい雇用や暮らしに回そうと思ったらルールが必要です」と力説。▽長時間労働を減らし過労死をなくす▽正社員が当たり前へ労働の規制を強化する▽最低賃金を時給1500円まで引き上げる―などを提起しました。

志位氏はさらに、富裕層に応分の負担を求める課税や、党の学費政策なども紹介しながら、「1%の富裕層や大企業のための政治ではなく99%の国民のための政治を」と強調。若者の圧倒的支持で党首になったイギリス労働党のコービン党首の例などをあげ「富裕層増税は世界のトレンドです。日本もこの流れに入ろう」と訴え、大きな拍手を受けました。

「ブラック企業をなくしてほしい」「最低賃金を上げてほしい」「だから、比例は共産党」。こうコールする若者たちと一緒に声をあげた志位氏。「世界の流れと逆行している安倍政権をかえて、世界の大きな本流にたつ政治をつくろう」と語りました。

市民らと共に「比例は共産党」をアピールする志位和夫委員長(檀上中央)
市民らと共に「比例は共産党」をアピールする志位和夫委員長(檀上中央)

(15日付け しんぶん赤旗より)