若い女性へ支援策を《都議会》

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米倉氏〝二重の苦難〟訴え

質問する米倉春奈都議=24日、都議会本会議(「しんぶん赤旗」提供)

質問する米倉春奈都
議=24日、都議会
本会議(「しんぶん
赤旗」提供)

日本共産党の米倉春奈東京都議は24日、都議会本会議で一般質問に立ち、若い女性が抱える雇用や虐待など深刻な問題の改善を図るよう舛添要一知事に求めました。
米倉氏は、日本には18歳以上の若者への福祉政策がほとんどなく、また、女性が経済的・社会的に自立できる環境が整っていないと指摘。「若い女性は二重の困難を抱えている」と主張しました。
また若い女性は性暴力被害や虐待に遭いやすく、住む家がなかったり、家に帰ることができず女性センターに保護された女性も、8年間で2倍に増えていることを指摘。▽都が実態を把握し、支援団体や専門機関などと連携した効果的な支援策の検討▽若者たちに寄り添い同じ目線で話しを聞き支援するアウトリーチ相談活動▽現状の制度・施策では対象外になっている若年女性をうけとめる居場所づkりを提案しました。
梶原洋福祉保健局長は、保護の必要な女性に対し、状況に応じ「関係機関が連携して対応することが重要」と述べ、適切に支援していくと答弁しました。
米倉氏は、今年の参院選から実施される18歳選挙権について、「高校生をはじめ若者の政治参加を促進し、自分たちで考え行動する主権者としての成長をはかることが重要」と主張。文科省が高校生のデモや集会参加を届け出制にすることを認めている件に触れ「こうした活動を制限、萎縮させるような規制をすべきではない」と主張しました。
舛添知事は「選挙を通じ社会に適切に参画していくことは、大いに意義のあること」と答弁しました。

(「しんぶん赤旗」2016年2月26日付より)