夜間で学んで成長しました
立川高校定時制 存続求め交流/白石たみお都議も参加

宣伝・署名活動

東京都教育委員会が都立4校(立川、小山台、雪谷、江北)の夜間定時制の廃止を計画している問題で、「立川高校定時制の廃校に反対する会」は7日、「78年の歴史と伝統をもつ立川高校定時制をつぶさないで」と立川市内で交流集会を開きました。約50人が参加し、集会後、JR立川駅南口で街頭宣伝・署名行動をしました。

交流集会では、相田利雄代表(法政大学名誉教授)が「なんとしても存続させよう」と開会あいさつ。元立川高校定時制教師の加藤良雄さん(65)が「立定で学び、成長する生徒たち」について報告しました。加藤さんは「どんな生徒も見捨てない。夜間定時制で悩みながらも、学び成長していった生徒のドラマにたくさん接してきた」と語りました。

同校PTA役員や保護者、卒業生、元教師、地域住民らが交流。「いま300人の生徒が学んでいます。多くの人に知らせ、存続を求める署名に取り組んでいます」(保護者)、「小中学校は不登校でした。先生が親身になって世話してくれた。こういう学校はなくなってほしくない」(卒業生)などの発言がありました。

宣伝・署名では「4校定時制の廃校計画は12日の都教育委員会で審議されます。立川高校定時制の存続を求める署名に協力を」とよびかけました。1時間の行動で217人の署名が集まりました。同署名は7日現在、約1万2000人になりました。

この日の行動には、都立大﨑高校定時制を卒業した日本共産党の白石たみお都議も参加しました。

(「しんぶん赤旗」2016年2月8日付より)