くらし・平和・人権、国民のためにブレずにはたらく日本共産党を、どうか応援してください

防空作戦の近代化計画 米軍横田基地第5空軍

進む日本動員体制づくり

 今年3月にインド太平洋地域の米軍の航空作戦司令部として在日米軍から分離した横田基地(東京・多摩地域)の第5空軍が、航空機や弾道ミサイルに対する防空作戦のための作戦デンターの近代化を計画していることが、米軍の契約情報でわかりました。米軍が在日米軍基地を対中国を想定した軍事作戦の指揮・統制、出撃、兵站(へいたん)支援の拠点として強化するなかで、作戦継続のための基地防衛に日本を動員する体制づくりが進んでいます。


横田基地で行われた統合防空・ミサイル防衛システムの試験演習=2025年11月4日(米国防総省映像・情報配信システムDVIDSより)

 近代化を予定しているのは、第5空軍の「戦術活動作戦調整センター」(TEOCC)です。TEOCCは、インド太平洋地域の防空司令官(AADC)の太平洋空軍司令官から地域内の特定地域の防空司令官(RADC)に指定された第5空軍司令官の識・統制を24時間体制で支援する部署です。在日米軍・第5空軍司令部庁舎の地下にあり、指揮・統制作戦フロアに16個の操作端末と大型ディスプレー6個、作戦会議室にビデオ遠隔会議用の壁型ディスプレー(データウォール)と10~12人用の会議机などを設置します。太平洋空軍が11日を期限に請負業者を募集しました。

目的は

 計画の目標明細書は、近代化の目的について、導入するシステムが危機や不測事態への米軍の単独対処や幹部向けのブリーフィング、日本全域を対象とした日米共同の航空作戦の計画・遂行を円滑に進める上で不可欠だと説明。背景にTEOCCが①多軍種が一体で行う統合軍事作戦での第5空軍司令官を支援するために早急な更新が求められていること②空中からの脅威の監視と識別、光線を行ううえで、既存の施設・設備が、戦闘機や防空火力を効果的に指揮・統制するために不可欠なデータウォールや安全なビデオ遠隔会議のための電磁波漏洩(ろうえい)対策に適合した音響・映像機能が欠如しているーことを挙げています。

演習も

 米空軍の対空作戦は、相手国の防空システムや航空基地などを直接攻撃する「攻撃的対空」と相手国からの航空機やミサイル、弾道ミサイルによる攻撃から米軍基地などを防御する「防衛的対空」に分かれます。RADCは防衛的対空作戦を担います。

 3月に行われた演習「ビバリー・ミッドナイト」でも第5空軍がRADCとしての演習を実施。昨年11月には横田基地で、日米共同の統合防空・ミサイル防衛システムの試験演習も実施しています。

(「しんぶん赤旗」2026年8月25日付より)

タイトルとURLをコピーしました