参院憲法審 山添氏“9条こそ平和の力”

日本共産党の山添拓議員は15日の参院憲法審査会で、高市政権による立憲主義を無視した改憲の危険性や、平和と改憲反対を求める国民の声が大きくなっていることを訴えました。
山添氏は、権力者である高市早苗首相による期限ありきで改憲を強行しようと狙う発言は「立憲主義をわきまえない暴論」だと厳しく批判。自民党が衆院憲法審査会で国防規定の憲法への明記に言及したのは「9条改定が狙いなのは明らかだ」と指摘しました。
日本維新の会の馬場伸幸衆院議員の「9条のおかげで自衛隊派遣を断れたというのはざれ言」だとの発言など、9条を軽んじる言説に対し、山添氏は米国とイスラエルによる対イラン先制攻撃などを挙げ「9条に反して自衛隊を派遣して事態が打開できると言うのか」と指摘。米国追従をやめ、戦争終結のための外交を行うことこそ必要だと訴えました。
また、戦後日本が戦争の放棄と戦力不保持という徹底した平和主義を掲げてきたのは「国民が9条をわがものとして権力を縛ってきたことの表れ」だと評価。集団的自衛権の行使容認に道を開いた安保法制の強行などで平和主義が形骸化してきたもとでも、米国の無法な戦争への加担を抑えてきたのが9条だと指摘しました。
さらに、高市政権による軍拡増税や戦争国家づくりを批判し「継戦能力というが、食料自給率38%、エネルギー自給率13%の日本で戦争を長く続けるなど非現実的だ」と指摘。外交による国際関係の改善が政治の役割だと訴えました。
その上で、8日に国会前で3万人もの市民が「戦争反対」「9条守れ」の声を上げるなど、高市政権の危険性を前に全国の市民が平和を求めていることに触れ、「主権者の声を無視して戦争国家づくりに血道を上げるのは、立法府の任を預かる者としての自覚と資格が問われる」と厳しく批判しました。
(「しんぶん赤旗」2026年4月16日付より)
