平和へ歩み続ける 米軍横田基地前座り込み200回

 「横田基地の撤去を求める西多摩の会」は16日、米軍横田基地に面した福生市の公園で、200回目となる座り込み行動に取り組み、約200人が参加しました。

 公園には「横田基地撤去・返還を」「すわりこみ200回突破 平和への歩み続けよう」と書かれた横断幕も。参加者は「事故率の高いオスプレイを日本からなくそう」「横田基地は、東京で戦争準備をしていると実感する」などと訴えました。

 同会の奥富喜一代表は開会のあいさつで、戦争に備え大きな弾薬庫を地下に潜ませるなど、基地強化の危険な現状を告発。現状を「戦争を進めようという勢力に占められている危険な状況」と述べ、「日本の未来を守っていくという重責を自覚し、運動に取り組んでいく」と語りました。

 日本共産党の市毛雅大福生市議は、多摩地域のPFAS(有機フッ素化合物)汚染は100万人規模の公害だと強調。「汚染源は横田基地だと考えられるが、日米地位協定で調査が進まない。100万人以上が対策されないままになっている」と指摘しました。

 座り込み後に、横田基地第2ゲート前を通過するデモ行進をおこないました。「横田基地はいらない」のコールに、沿道から手を振る人や、拍手での応援がありました。

 昭島市から参加した女性(45)は、「小学2年生のときに引っ越してきて騒音にびっくりした。座り込みが続けられていることで、基地の問題も伝わっていると思う」と話しました。

 日本共産党の宮本徹前衆議院議員・東京比例候補もあいさつしました。

(「しんぶん赤旗」2025年11月18日付より)

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