
日本共産党の山添拓、吉良よし子両参院議員は23日、新宿区のJR新宿駅東口で「国会は、いま」をテーマにトーク宣伝を行い、軍拡や医療費削減を押しつける自民党政治を終わらせるため「先頭に立ってたたかい抜く」と語りました。多くの宣伝ボランティアが駆け付け、会社帰りのスーツ姿の人らが足を止め聞いていました。
高市早苗首相が、労働時間規制の緩和の検討を指示したことに対して、吉良氏は「国民の長時間労働を進めるもので、長時間労働は命を奪う働かせ方だ」と批判。「労働時間を延ばすのではなく、低すぎる給料そのものを底上げしていく政策こそが必要だ」と訴えました。
宣伝を聞いていた人から「議員定数を削減した方がいいのでは?」との質問が寄せられ、山添氏は医療費の削減など「日本維新の会と自民党の合意書12項目を進めるための入り口です」と指摘。「議員定数の削減は『政治家が身を切ったのだから、国民も我慢せよ』という理屈です。民意を切り捨てることにつながるものです」と述べ、国会議員定数削減反対の署名を呼びかけました。
山添、吉良両氏の「議員定数削減ではなく、今協力して進めるべき課題は消費税減税だ」という訴えを聞いた参加者(33)は、「共産党の消費税減税がいいなと思っている」と共産党への期待を話しました。
(「しんぶん赤旗」2025年10月25日付より)

