東京・新宿 党区議団の要望で実現

熱中症対策のためミスト(霧状の水)を散布する装置が東京都新宿区の西戸山公園野球場ベンチ内に設置され、関係者から歓迎されています。日本共産党区議団の予算要望書を通じて実現したものです。
日本共産党区議団は21日、同区役所内で、新宿区軟式野球連盟の塚越金治会長らから2026年度予算編成に向けての要望を聞き取り懇談。区議団からは、近藤なつ子副団長、川村のりあき幹事長、藤原たけき区議が応対しました。
懇談で同連盟は、温暖化に伴う熱中症の危険の増大やスパイクの底が熱ではがれるなどの実情を告発。昨年要望していたミスト散布装置が西戸山公園野球場ベンチ内に設置され14日から稼働しているとして、「選手からもたいへん好評だ」と感謝を表明しました。
26年度予算編成に向けては、打球が球場外に飛び出すのを防止するつり下げ型ネットの設置や、ベンチ内に打球やバットなどが飛び込むのを防止するネットの設置を改めて要望しました。
同席した区少年軟式野球連盟の井上陽一相談役も、戸山多目的運動広場(都立公園、区が管理)へのミスト装置の設置と倉庫の設置許可を要望しました。
区議団は「プレーする人たちの視点に立って、要望が実現するよう努力したい」と表明しました。
(「しんぶん赤旗」2025年8月28日付より)