都議選激戦 大田区(定数7) 藤田りょうこ予定候補(現)

命・人権守られる社会

藤田りょうこ都議=東京都大田区(しんぶん赤旗提供)

 大田区で日本共産党の藤田りょうこ都議は3選を目指します。「誰かを支える仕事がしたい」と看護師になり20年、「命とくらし、人権が守られる社会をつくりたい」がモットー。日本病院会などの調査で7割が赤字と答えるなか、都内の民間病院団体による東京都への要請に毎回(14回)立ち会い、都議会でも医療現場の実態を伝え、今年度、東京都独自の民間病院への財政支援320億円が実現しました。

 大田区は、定数7に有力14人が立候補を予定しています。自民党(前回当選1)は、都議会自民党のパーティー券裏金問題の当事者の現職が公認を得られないまま高市早苗元総務相と、区議5期の新人が平将明デジタル担当相と、それぞれ連名のポスターを競うように張り出し、2議席確保に懸命。前回、5位、7位だった公明党も危機感を強め、蒲田駅の東西で街頭演説をするなど、2議席維持に必死です。前回、議席を獲得した維新、立憲民主党、都民ファーストの会に加え、国民民主党、れいわ新選組、参政党、石丸新党(2人)など、「藤田落としシフト」が敷かれています。

 藤田都議は前回、3万4328票を獲得、トップ当選しましたが、昨年総選挙での区内比例票は共産党2万7671票で、国民、立民、自民、維新などに続く6位相当。公明2人に未来会議現職、都民ファースト新人も有力で、日本共産党大田地区委員会の山本純平委員長は「『赤旗』読者と後援会員の皆さんに依拠した対話・支持拡大で5月中に得票目標数を突破することが、どうしても必要です」と警鐘を鳴らします。

 今、共産党の支部と後援会が取り組んでいるのが要求対話アンケート。村石まい子区議地域の12日の商店街行動では、ほとんどのところで対話になり、参加者も励まされたといいます。

 藤田都議も、商店街、町工場、労働組合、巨額の税金を投入しながら区民には不便になる蒲蒲線計画の沿線の町会長など精力的に訪問、対話を重ねています。以前から顔なじみで、自民党のポスターを張っている商店の人は、「自民党をやっつけてくれよ。まともなことを言っているのは共産党だ」と語り、ポスターを張らせてくれ、「しんぶん赤旗」の購読をするなど「変化が生まれている」といいます。

 東京都の豊かな財政力を生かせば、中小企業への賃上げ支援で人材を確保し、後継者育成の力になります。国保料の引き下げや年金の引き上げで商店街も活気が出ます。藤田都議は「業者の方は赤字でも消費税を払っています。一方、自民党は裏金づくり。小池都政を支えてきた自民、公明、都民ファ、そして医療費負担増を主張する維新や国民民主には絶対負けるわけにはいきません」と決意を込めて訴えています。(藤沢忠明)

(「しんぶん赤旗」2025年5月23日付より)

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