首都東京から日本の政治変えよう

東京・立川 志位議長訴え

 日本共産党の志位和夫議長は20日、東京都立川市で街頭演説し、「総選挙で日本共産党を躍進させ、首都・東京から日本の政治を変えよう」と訴えました。

 志位氏は、衆院比例東京ブロックは定数2増の19議席をめぐり、各党がしのぎを削るかつてない大激戦だと指摘。「『比例は共産党』の声を広げに広げ、比例候補の田村智子委員長の衆院初議席とともに、宮本徹さんの宝の議席を絶対に確保し、3議席目の谷川智行さんの初当選を勝ち取るために頑張りぬきます」と力を込めると、大きな拍手と「応援するぞ」の声が飛びました。

右端の宮本徹(20区重複)、伊藤和子(右から5人目)の両候補など、日本共産党の勝利を訴える志位和夫委員長(その右)=20日、東京都立川市(しんぶん赤旗提供)

 志位氏は「いま主権者・国民が声をあげれば政治は変わります。日本共産党が伸びれば政治は必ず変わります」と切り出し、金権腐敗一掃、暮らしと経済、外交・平和と「核兵器のない世界」についての党の政策を縦横に訴えるとともに、どの分野でも党の奮闘が現実の政治を動かし、世界を動かしており「政治を変える希望はある」ことを熱く語りました。

 この中で、日本共産党以外の主要政党が「高齢者の医療費増」を競い合う異様な事態になっていると批判。「高齢者と若い人を対立させる議論自体が間違っています。高齢者が犠牲になれば、若い人にも大きな犠牲が強いられます。社会保障に対する公費支出をヨーロッパやアメリカ並みに増やせば、医療も介護も年金も充実させることができます」と訴えました。

 一方、若者も高すぎる学費などで苦しめられていると指摘。フランスでは「学生が大学で学ぶことで利益を得るのは社会であり、社会が学費を負担するのは当たり前」との考えで全額無償だとして「学費ゼロを目指し、値下げに踏み出しましょう」と呼びかけました。

 最後に「日本共産党に政治を動かす力があることは、歴史が証明しています」として、暗い時代に侵略戦争反対、国民主権を命がけで掲げたことが現在の日本国憲法に実ったことを語り「日本共産党を躍進させ、東京から日本の政治を変えましょう」と呼びかけると、ぐるりとデッキに鈴なりになった聴衆から大きな拍手と声援がわき起こりました。

 比例東京の宮本候補(東京20区重複)は「アメリカのために税金を使う国でなく、国民の暮らしのために税金を使う国にしよう」と訴え。同比例の伊藤和子候補、多摩地域の小選挙区候補がそろって必勝を訴えました。

(しんぶん赤旗2024年10月21日付より)