北区でせいの恵子候補、板橋区で竹内愛候補を応援してマイクを握った小池氏は、自民党の支援を受けた小池百合子都知事が政治資金パーティーも「透明化した上で開催する」と発言したことを「裏金自民党とまったく同じだ」と批判。一方で「市民と野党」の蓮舫知事候補が同パーティーをきっぱり「やりません」と述べていることをあげ、蓮舫勝利で「自民も小池知事もセットで退場させよう」と呼び掛けました。
小池氏は「くらし応援で、安心と希望の新しい東京か、くらしに冷たい小池都政を続けるのかが問われている」と強調。小池都政のもと、国民健康保険料が全国で一番高くなったことを告発し、「区や市の独自財源投入を小池知事がやめさせた結果だ」と語りました。
小池氏は、小池知事がくらしに光を当てない一方で、「光を当てているのが都庁の壁だ」として、都庁などを照らすプロジェクションマッピングに2年間で48億円投入したことを批判。対して蓮舫候補は48億円で住民税非課税世帯への月2万円の家賃補助ができると訴えていることを紹介し、「蓮舫知事と共産党都議団でくらしに光をあてる都政に変えようではないか」と訴えました。
小池氏は、この8年間の都の増収分1兆円の3分の1で▽国保料引き下げ、こどもの国保料ゼロ▽都営住宅5千戸新規建設▽75歳以上の医療費無料化▽シルバーパスの無料化・対象拡大―などが実現できると強調し、蓮舫知事誕生、共産党都議の議席増を呼び掛けました。
小池氏は、沖縄県で相次いだ米兵による性的暴行事件を政府が県に報告していなかった問題について言及。「政府ぐるみの隠ぺいといわれても仕方がない」「報告されていれば対策がとられその後の事件は防げたかもしれない」と主張しました。
小池氏は「自民党は口では『国を守る』といいながら少女の人権も尊厳も守れない。そんな国でいいのか」と厳しく批判。基地のない平和な沖縄、大軍拡反対の共同、戦争止める一票を託してほしいと訴えました。
せいの候補は「蓮舫さんとともに、都議会で都政を変えられるのは、北区の候補では私しかいません」と強調。竹内候補は「議会制民主主義を守り前進させることが問われています。蓮舫さんと私をセットで送り出してください」と訴えました。
(しんぶん赤旗2024年7月5日付より)