蓮舫候補、大島で訴え
蓮舫東京都知事候補は26日、伊豆諸島の大島町を訪問し、「島の政治課題を教えてくれた大島のみなさんに感謝します。島民に向き合う都知事になりたい」と街頭演説で訴えました。
大島町には島民の命の砦(とりで)の大島医療センターがありますが、重篤な病気を治療するためには船などで都心部の病院に通わなければなりません。
蓮舫氏は「同じ保険料を払っているのに、なぜ島の人だけ経費(交通費・宿泊費)がかからなければならないのか」とし、助成の必要性を述べました。
都庁の壁を照らすプロジェクションマッピングに関連して蓮舫氏は「2年間で48億円、1日700万円使うという。これは大島町の年間予算の半分にもなる」と批判。「都立大島海洋国際高校に進学したいという子どもたちの宿舎や保護者の移住のために予算を使うのが本当の都知事の視点だ」と強調しました。
蓮舫氏は、小池都政を転換させるチャレンジャーだと強調しながら「元気な高齢者を増やす、若い人の手取りを増やす、島特有の課題に取り組む都知事になる」と語り、支持の輪を広げてほしいと呼びかけました。
(「しんぶん赤旗」2024年6月27日付より)