❚ 西崎つばさ候補が大健闘

日本共産党目黒地区委員会は、4月22日、目黒区長選の結果についての見解を発表しました。


 4月21日投開票でおこなわれた目黒区長選挙で、西崎つばさ候補(推薦=立憲民主党、支持=日本共産党、生活者ネット、みんなの目黒区をつくる会、他)は、大健闘しましたが当選には至りませんでした。昼夜を分かたずご奮闘頂いたみなさん、ご支援を頂いたみなさんに、心からお礼を申し上げます。

 現職の青木英二候補が前回から5千票を減らしながらも当選。都民ファーストの会・国民民主党が推薦した伊藤ゆう候補、自民党推薦の河野陽子候補は落選しました。伊藤氏は最高時、17年都議選での4万7千余票から4割にまで票を減らしました。河野氏は、自民党が昨年の区議選で獲得した2万1千票の56%にとどまり、同時におこなわれた区議補欠選挙でも河野氏の辞職による議席を回復できず、区議本選での4回連続後退に続いて、またも議席を減らしました。都民ファーストの会と自民党の退潮傾向が、ハッキリと現れました。

 西崎候補は、「区民の声をきかない区政から、区民の声を聞き、区民の声で動く区政へ」「区民生活を何よりも大切にする区政へ」の転換を訴え、民間丸投げの区民センター改築とそれに伴う目黒区美術館の解体、周辺の再開発について「立ち止まって一から見直す」と表明。羽田新飛行ルートの撤廃、区立児童相談所の新設を急ぐなどと訴えました。日本共産党は西崎候補とともに、「再開発優先、区民生活後回しの現区政にピリオドを」と訴え、区民サービスを切り捨てて貯めこんだ950億円もの基金を区民生活のために活用すること、区立保育園の削減をやめ増設すること、パートナーシップ条例の早期制定などを訴えました。

 市民運動では、多くの無党派の区民が「今の目黒区政を変えたい」と、「みんなの目黒区をつくる会」(みなめぐ)を結成し、イベント「どうする目黒区2024」や、勉強会を開催。子育て、保育、高齢者福祉、区民センター問題など5種類の「みなめぐ通信」を発行し、駅頭宣伝、各戸への配布で活用。選挙本番でも応援演説や宣伝で大奮闘しました。多くの美術家や建築などの専門家が区民センター計画について反対の声をあげ、ネット署名の呼びかけ、SNS発信、みなめぐの宣伝への参加など、かつてない市民運動の大きなうねりが起こりました。

 西崎候補と陣営の訴えは、区民の心をとらえ、「中目黒再開発に巻き込まれて大迷惑。美術館の解体とは、なんてバカなことをするのか」「青木は『3年で辞職』『身を切る改革』など自分のことばかりいうが、大型開発に大金をつかうとんでもない区長だ」「新しい風を吹かせてくれる西崎さんに期待する」などの声が寄せられました。

 区議補欠選挙では、立憲民主党公認の橋本しょうへい前区議が当選。西崎候補を支援する各党の区議選での得票合計を大きく上回り、自民新人らをくだしました。日本共産党は「自主投票」で臨みましたが、区長選をともにたたかった候補者の当選を、心から歓迎します。

 西崎候補は選挙後、「既存の区政に立ち向かうファイティングポーズは崩さない」「前に進み続けます」とあいさつしました。日本共産党は、区民のみなさんとの運動、議会内の超党派による一致点での共同をさらに強め、西崎候補とともに訴えた公約実現のために奮闘する決意です。

❚ 都議補欠選挙に、宮本栄氏

日本共産党は、5月17日告示・26日投票で行われる都議補欠選挙に、宮本栄・党目黒地区委員長を擁立すると発表しました。