東京・目黒区長選

共産党など西崎氏支持

決起集会で決意を述べる西崎候補=5日、東京都目黒区

 東京都目黒区の「みんなの目黒区長をつくる会」は5日、区長選(14日告示・21日投開票)に立候補を表明している都議の西崎つばさ氏(40)=無所属新=および各党と政策協定を結びました。立憲民主党が推薦、日本共産党、生活者ネット、社民党、新社会党、緑の党が支持します。

 政策協定は、(1)平和と民主主義を大切にする(2)区民のための公共を大切にする(3)全ての子どもの権利を守る(4)ハンディがあっても誰でも住み続けられる(5)ジェンダー平等を推進する(6)環境にやさしく持続可能(7)情報公開し区民の知る権利を守る(8)区民との対話を大切にする―としています。

 同日の決起集会では区民が「市民と野党の共闘を強めよう」「現区政の施設使用料値上げはサークル活動に大変な負担。西崎さんを区長にし、区民の声に向き合う区政を」などと語りました。

 日本共産党の宮本栄・目黒地区委員長は「自民党は裏金を究明する気もない。現区政は区民の声を聞かず、再開発を進め、区民センターの建て替えでも公的責任を放棄している。西崎さんで、区民第一の区政に転換するため頑張る」と発言。立民の手塚仁雄衆院議員ら各党の代表も決意を述べました。

 西崎氏は「目黒から国政・都政・区政を変えよう。気候危機や児童虐待死事件の対応でも、区民センターの建て替えでも、区民の声に向き合わない区政を終わらせ、区民みんなで決める区政をつくりたい」と表明しました。

 区長選には現職の青木英二(68)、都民ファーストの会都議の伊藤悠(47)、自民党前区議の河野陽子(61)の各氏も立候補を表明しています。

 西崎氏の略歴 東京外国語大学卒。会社勤務、国会議員秘書を経て立憲民主党区議2期、都議1期。

(「しんぶん赤旗」2024年4月7日付より)