「自民裏金解明」は市民の声

❚ 東京・町田市議会 意見書可決

東京都町田市議会は3月27日、自民党派閥による政治資金パーティをめぐる裏金問題の真相解明を求める意見書を全会一致で可決しました。日本共産党市議団が提出したものです。

意見書は、裏金問題についての岸田文雄首相の答弁を「自らが率先して真相解明に取り組む姿勢は見られなかった」、国会議員の答弁も「会計に対する自らの関与を否定するなど真相解明に背を向けた」と批判。政治資金規正法違反、所得税法違反、公選法違反の疑いが生じているなか、「引き続き、公開での政治倫理審査会の開催や予算委員会での徹底審議、証人喚問の実施が不可欠である」と強調し、裏金問題の真相解明を求めています。


❚ 日野市議会 市民の請願採択

東京都日野市議会は3月22日、政治資金パーティをめぐる自民党派閥の裏金事件の実態解明と企業・団体献金の全面禁止を求める市民の請願を日本共産党、公明党など18人の賛成多数で採択しました。反対は自民党4人(議長を除く)と無会派1人でした。

請願は、裏金事件の大本は「企業による政党への献金と政治資金パーティ券の購入という2つの抜け穴が残されたこと」だと指摘し、禁止を要求。

「そのためには、裏金づくりがいつから誰の指示で行われ、誰がどれだけの裏金を作り、裏金は何に使われたのか、裏金の実態解明が強く求められる」と強調しています。

本会議では共産党の岡田じゅん子市議が採択を求めました。自民党の古賀荘志市議は「国民の不信を招いたが、この問題は今国会で実態解明が進行している」と表明し、傍聴席に集まった市民から失笑が漏れました。

請願を提出した斉藤隆さんは「自民党を除く全市議が請願の採択に賛成したのを傍聴席から見て、感動した」と話していました。

(しんぶん赤旗2024年4月3日付より)