都民に冷たい都政の転換を

2024年3月30日 ,

都予算 共産など反対

 東京都議会第1回定例会は28日の本会議で、「経済界ファースト」の一方で高齢者らへの支援が手薄な都2024年度一般会計予算を自民党、都民ファーストの会、公明党の賛成多数で可決し、閉会しました。日本共産党、立憲民主党、ミライ会議、生活者ネット、「グリーンな東京」、「自由を守る会」、東京維新の会は反対しました。

討論に立つ清水とし子都議=28日、都議会本会議

 本会議はまた、神宮外苑再開発で146本のイチョウ並木など歴史的な樹木の確実な保全を求める都民の請願を、自民、都ファ、公明の多数で不採択に。
共産党が提出した都立看護学校の授業料無償化条例案を自民、都ファ、公明などの反対多数で否決しました。

 採決に先立つ討論で共産党の清水とし子都議は「都民の暮らしに無関心な小池都政の姿が浮き彫りになった」と強調。都予算案が、わずかな年金で暮らす高齢者への経済的支援も、高過ぎる国民健康保険の軽減策もなく、都営住宅の新規建設は25年間連続ゼロ、障害者や一人親家庭の福祉手当も28年間、1円も上がっていないことを指摘しました。

 一方、木造住宅耐震化予算を減額しながら、防災を口実に住民を追い出す特定整備路線は100倍の予算を計上したこと、中小・小規模企業には冷たいのにスタートアップ(新興企業)支援や大型開発、都庁舎に映像を投影するプロジェクションマッピングには巨額の経費を充てることを告発。

 外苑再開発で、1年前に死去した坂本龍一さんの「目の前の経済的利益のために、貴重な神宮の樹々を犠牲にすべきではない」という訴えを重く受け止めるべきだと求めました。

 清水氏は「都民に冷たい小池都政を続けるわけにいかない」と述べ、都民の声を聴き都民に寄り添う都政に転換する決意を表明しました。

 (「しんぶん赤旗」2024年3月29日付より)