民主主義ユースフェス開く─共産党もブース

 政治や社会問題について気軽に話せる「民主主義ユースフェスティバル2024」が23日、東京都世田谷区の駒沢オリンピック公園中央広場で開かれました。若者の声を政府や社会に届けるために政策提言などの活動をしている日本若者協議会の主催です。昨年に続き2回目の開催。24日まで開かれています。

日本共産党の吉良よし子参院議員と教育に関する問題について対話する参加者=23日、東京都世田谷区

 開会あいさつした同団体代表理事の室橋祐貴さんは、スウェーデンやフィンランドを視察した際、政治家と市民の距離感が近かったことにふれ、「日本でも政治が身近になるよう、さまざまな課題を議論できる場にしてほしい」と話しました。

 会場には、北欧で選挙前に各駅に設置される政党ブース「選挙小屋」をイメージして、13の政党団体によるブースのほか、気候変動問題などに取り組む若者や市民団体のブースを設置。日本共産党のブースでは、シールアンケートを実施しました。

 「自分たちの将来に関わってくる問題なので」と話しながら、「再エネ100%で気候危機打開」にシールを貼ったのは都内の大学4年生(22)です。駐輪場で自由に自転車を借りたり返したりできるシェアサイクルを使うなど、日常的に環境に配慮して取り組んでいると話しました。

 会社員の女性(27)がシールを貼ったのは「ジェンダー平等の実現を」。同性同士のカップルが婚姻できるよう求めました。

 政治家との対話では、日本共産党の吉良よし子参院議員が、参加した青年らと、教育に関する問題や自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件などについて対話。世田谷区選出の里吉ゆみ党都議も参加しました。

(「しんぶん赤旗」2024年3月24日付より)