統一協会進出問題 多摩市議会が意見書

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❚ 東京都多摩市

 統一協会(世界平和統一家庭連合)が東京都多摩市に購入した土地で研修施設の建築を計画している問題で、同市議会は3日の本会議で、文科相あての意見書と統一協会への申し入れを、全会一致で可決しました。それぞれ提出する予定です。

 いずれも、建築計画について「市民から不安の声が多く上がっている」などと指摘。政府には「(協会の)運営実態の把握と適切な対応」を求める一方、統一協会には「宗教法人法に基づく解散命令がなされないことが確定するまで、新たな建築を行わない」よう求めています。

 阿部裕行市長はすでに6月、政府と統一協会に同様の要望を伝えています。今回の可決で、住民に選挙で選ばれた首長と議会の双方が、政府と統一協会に対応を求めたことになります。

 これに先立って8月、市民らでつくる「統一教会はNO! 多摩市民連絡会」が市議会に、政府への意見書提出を求めて陳情していました。定例会最終日のこの日、本会議で全会一致で採択されました。
(しんぶん赤旗2023年10月4日付より)