坂井・吉良・山添氏、学生と早大前で対話

❚ 学費高くて友達が辞めた

 日本共産党東京都委員会と国会議員・候補者は19日、新宿区の早稲田大学正門で宣伝し、高等教育の学費半額や入学金の廃止などを求める党の政策を訴えました。坂井和歌子衆院東京比例候補と、吉良よし子、山添拓の両参院議員が演説し、シールアンケートで学生らと対話しました。

学生と対話する(手前右から)坂井和歌子衆院比例候補、吉良よし子参院議員。訴えるのは山添拓参院議員=19日、東京・早稲田大学正門前

 足を止めた3人組の女性からは「学費が高いせいで友達が大学を辞めた」「平等に教育を受けられるようにしてほしい」との声が。アンケートに応じた男性は、飲食店で週30時間もバイトをしています。「学費が高いから仕方ないですよね」と語ります。3年生の男性2人組は、「百数十万の学費を払っている。税金は教育費に使ってほしい」と言い、ビラを受け取りました。

 坂井氏は、50年間で学費が、国立で50倍、私立で10倍に値上げされたことについて「自民党政治が教育を軽視してきたことに原因がある」と指摘。「政治の姿勢を変え、誰もが安心して学べる環境を一緒につくろう」と呼びかけました。

 吉良氏は、アンケートで「学費が高く家族に申し訳ないと思う」との声が多かったとし、負担を減らし、大学卒業後に結婚や子育てなど「自分らしく生きられる道を、自由に選択できる社会を目指していこう」と訴えました。

 山添氏は、「高等教育の予算がOECD平均の半分以下。公的な予算で教育を支えるという発想があまりにも乏しい」と強調。「軍事予算に5兆円も積み増すより、そのお金を教育に使う方がよっぽど、希望が見える。力を合わせよう」と語りました。


(しんぶん赤旗2023年7月20日付より)