「赤旗」電子版の無料お試し 若い人や真ん中世代に広く

東京・南多摩地区委員長 早川寛さんに聞く

東京都の南多摩地区委員会(日野市、多摩市、稲城市)では「しんぶん赤旗」電子版の3週間無料「お試しキャンペーン」(第29回党大会まで)を知らせる、中央委員会作製の名刺サイズのビラを3,600枚追加注文しました。「若い人や真ん中世代に『赤旗』を広げるには電子版」と語る早川寛地区委員長に取り組みを聞きました。(石上零)

――「赤旗」電子版をどういうふうに広げていこうとお考えですか。

南多摩地区作成のポスターを掲げる早川寛委員長(しんぶん赤旗提供)

早川 今の若い人たちの多くは、スマホやパソコンで情報を得て、SNSで交流しています。そこに切り込む必要があるし、そういうスタイルをくみ取らないと、日本共産党の情報も届かないだろうなという思いがあります。電子版は便利で、私も記事検索機能は仕事に欠かせません。

どう宣伝していくのかについては二つ大事だと思っています。

一つは多数の人に「電子版が3週間無料で読める」ことを強く広くアピールすることです。「若い人には、看板は大きく、チラシは小さく」という議員経験者のアドバイスから、大きな文字のポスターをつくりました。これと、名刺ビラを活用して訴えます。

社会の問題に関心を持つ若い人が、どうしたら共産党にアクセスできるのかわかるようにする。そのためにはSNSか街頭しかないと思います。

日野市の党組織は、京王線高幡不動駅前で朝宣伝しています。そこでつながった、平和とジェンダー問題に関心のある30代の人が民青に加盟し電子版を購読してくれました。「サポーター募集」「電子版3週間無料」のポスターを掲げた初めての宣伝ではユーチューバーだという学生が話しかけてきました。

もう一つは、周りにすすめるためには、党員自身がまず電子版を読むことが大切だと思います。

3週間の無料お試しだけでもいいからやってみて、周りの若い人にもすすめる、そういう取り組みをしていきます。スマホの扱いやSNSの活用ができない人もいるので、地域ごとに講習会をやり、その場で無料お試し登録もしてもらおうと思っています。

――中央や「赤旗」としてどんな取り組みをやったり、どういう資材を用意したら、地区の助けになりますか。

中央委員会作製の名刺サイズビラ(しんぶん赤旗提供)

早川 街頭宣伝のさい、議員や候補者が若い人とつながることが大切です。そのさい、「電子版3カ月無料」とか「サポーター募集」とか大きく書いてあったら、若い人から寄ってきてつながりが生まれる可能性が広がる。プラスターや、のぼりとかもいいと思います。名刺サイズのチラシをどんどん使っていきたい。
「みんながお試し電子版を読もう」というキャンペーンがあってもいいのでは。特に若い人にはまず電子版を読んでもらって周りに広げてもらいたいです。

――職場の支部で読者を広げるさいに、いろいろ苦労があると思いますが、電子版を使ったらいいのでは、ということはありますか。

早川 電子版をすすめるのは、スマホだけのやり取りで完結できるので(申し込みのホームページをLINEやメールで共有し、相手に申し込んでもらう)、気軽さが全然違います。見本紙を用意する必要もない。
ただ、やはり自分で電子版を読んでいる方がすすめやすいと思います。

このお試し購読をしても、自動的に本契約に更新されるということはありません。これは安心して申し込めるということなので、もっとアピールしたい。

――地区ニュースでは街頭での若い世代との対話の経験なども詳しく掲載されています。

早川 押し出したいのは、街頭宣伝などを通じて、私たちも青年とつながれるんだよ、ということです。

若い人とつながったら、その場で議員のLINE公式の「友だち」になってもらうなど、SNSでもつながることが大切です。「赤旗」電子版の無料お試しキャンペーンはその力になると思います。

(「しんぶん赤旗」7月6日付より)