共感呼ぶ被害ゼロ署名 / 痴漢は犯罪 女性のせいにするな

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日本共産党東京都委員会が14日に有楽町駅前で開催した「痴漢ゼロ!署名アクション」。署名協力者などの性被害やジェンダー問題での思いはー。

痴漢ゼロを呼びかける(左から)、山添、吉良の両氏と池川友一都議=14日、東京都千代田区
(しんぶん赤旗提供)

「許せないのは、(性被害は)女性が派手な格好をしているから、どっちにも非はあるという声。そもそも痴漢は犯罪ですよね」と40代女性。痴漢は身近にいくらでもあると憤ります。

駅頭で演説した吉良よし子参院議員は、2週間前のJR新宿駅で放送された「痴漢は多くいらっしゃいます。痴漢されたくないお客様は後ろの車両へ」というアナウンスを紹介。「なぜいらっしゃると警護なのか」「痴漢をされるのが“いやなら車両の移動を”というのは、移動しない人は痴漢されてもいい人と誤解されかねない」と指摘しました。

「自分も被害者だけど、もっと傷ついた人がいる。共産党には痴漢ゼロへがんばってほしい」と千葉県から来た女性(33)。アンケートに寄せられた成否会社の「15年以上一人で外出したことがない」「電車に乗ろうとすると過呼吸になり仕事をやめた」などの声に共感しました。

「娘は、痴漢は自分や周りでも結構あると言っている」と話したのは豊島区の女性(50)。非正規で働き「共産党のジェンダー平等の政策にも共感する」と話しました。

「なかなか通行人の足が止まらないですね」と話しかけてきたのは世田谷区の女性(40代)。「子どもは男の子だけど、性被害は男女関係ない。痴漢やジェンダーの問題にもっと関心が高まってほしい」と。

同日東京都議会で、都営地下鉄の全路線・全編成に女性専用車両導入を求める若者協議会の陳情が、全会一致で趣旨採択されたことも報告されました。

党と委員会の「痴漢ゼロの実現へ、東京都に本気の対策を求めます」署名は「被害実態調査と関係機関と連携した対策強化」「都営地下鉄の対策強化」「被害者支援センターの増設と加害者厚生」「学校での相談体制・性教育の実施」「都政のあらゆる分野でジェンダー平等を推進」の5項目。

(しんぶん赤旗2022年9月16日付より)