ロシアへの支援止めよ 宮本徹議員 駐日ベラルーシ大使と会談

イエシン駐日ベラルーシ大使(左)に申し入れる宮本徹衆院議員

日本共産党の宮本徹衆院議員と田川実国際委員会事務局長は18日、都内のベラルーシ大使館を訪れ、ロシアのウクライナ侵略についてルスラン・イエシン駐日大使と会談しました。

 宮本氏は、2月24日の志位和夫委員長の声明「ウクライナ侵略を断固糾弾する ロシアは軍事作戦を直ちに中止せよ」を手渡し、「悲惨な状況が拡大している。ベラルーシの対ロシア軍事支援を止め、戦争を一刻も早く止め解決する役割を果たしてほしい」と求めました。

 イエシン大使は、「本国に必ず伝える」と述べ、同国政府の立場を説明しました。

 宮本氏は、ロシアの侵攻が、(1)武力による威嚇と武力の行使を禁止した国連憲章、1970年の友好関係原則宣言などに違反(2)民間人や病院、原発などへの攻撃は国際人道法違反(3)プーチン大統領の核兵器の誇示と威嚇は核兵器禁止条約に違反し、被爆国の党として許せない―と述べました。

 大使は、「戦争には反対」としつつ、ベラルーシはロシアの同盟国として支援している、ウクライナでのロシア軍による病院や劇場への攻撃は「フェイクニュース」などと述べました。

 宮本氏は、「フェイクでなく事実だ」と強調、国連機関が病院攻撃を強く非難した共同声明に言及。「米国のアフガン、イラク戦争などに反対した党として、ロシアを含むすべての国が国連憲章を厳守することを求めている」と強調しました。

(「しんぶん赤旗」2022年3月19日付より)