試行ホーム柵撤去のJR拝島駅/注意喚起放送を再開

2022年2月12日

山添議員に国交省報告

JR拝島駅(東京都昭島市)に試験的に設置されていた昇降式ホーム柵が昨年10月に撤去された問題で、注意を喚起する放送が再開されることになりました。

国土交通省が日本共産党の山添拓議員に報告したもので、期間は4月末まで。山添氏や党昭島市議団、視覚障害者が1月12日に同省を通じて要望していました。

同駅ではホームドアと比較してコスト減が見込まれるとして3本のバーが上下する昇降式ホーム柵が2015年に八高線上りホームに試行的に設置されましたが、たびたび不具合がおき、昨年10月に撤去されました。撤去直後は注意を喚起する自動包装が行われていましたが、昨年末で終了しました。

山添氏らは視覚障碍者は撤去されたことがわからずホームからの転落の危険があると指摘し、案内放送を行うなどの対策を要望、抜本的な策としてホームドアの整備を求めていました。

全日本視覚障碍者協議会代表理事・山城完治さんの話

放送が再開されたことは朗報です。要望して良かった。転落防止にはホームドアが必要です。拝島駅での整備時期は未定とのことですが、一日も早く設置して欲しいと思います。

(「しんぶん赤旗」2022年2月13日付より)