共闘のさらなる前進を 東京革新懇が結成40周年のつどい

東京革新懇 結成40周年のつどい

シンポジウムで発言する(左から)杉井、山口、乾、雨宮の各氏=23日、東京都千代田区

東京革新懇は23日、東京都千代田区で「東京革新懇結成40周年記念のつどい」を開催しました。

「総選挙後の情勢と政治変革の展望 東京革新懇に期待するもの」と題して、市民連合運営委員で法政大学教授の山口二郎氏、全国革新懇事務室長の乾友行氏、作家・活動家の雨宮処凛氏をパネリストに、代表世話人の杉井静子氏がコーディネーターとなってシンポジウムを開きました。

山口氏は総選挙の結果について、市民と野党の共闘が前進し、一定の成果を挙げたものの、市民連合との共通政策実現に向けた新政権について、反共デマ攻撃をはじめ支配層による激しい攻撃があったと指摘。草の根の共闘をさらに前進させる必要性を訴えました。

乾氏は、自公など与党が、総裁選で自民党の主張をメディアで垂れ流し、安倍・菅政権の失敗を岸田政権の誕生でリセットし、臨時国会も開かずに選挙を行ったと批判。「オール沖縄のたたかいに学び、新たなたたかいに挑もう」と語りました。

雨宮氏は、コロナ禍で困窮する女性が急増していると述べ、貧困やジェンダーの問題に取り組む重要性を強調。「政治に目を向けた人に私たちの思いを届けられたのかが課題だ」と述べました。

日本共産党の田辺良彦都委員長が「共産党の議席増はなかったが、東京では比例票は前進し、共闘も深まった。革新懇とともに、さらに共闘を発展させる」とあいさつしました。

立憲民主党と社民党もメッセージを寄せました。

(「しんぶん赤旗」2021年11月25日付より)