24年ぶりの議席増へ / 葛飾区議選告示 6候補が訴え

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訴える樋口まこと候補(右)と田村智子副委員長(左)=10月31日、東京都葛飾区

7日投票の東京都葛飾区議選で、日本共産党の三小田准一(62)、中村しんご(60)、中江秀夫(61)、木村ひでこ(56)=以上現=、樋口まこと(34)、片岡ちとせ(48)=以上新=の6候補は、告示日の10月31日に「区庁舎の建て替えより、コロナ対策に全力を」と訴えました。共産党は現有5議席から6議席へ24年ぶりの議席増を目指します。

6候補は、現区長と自民・公明など与党が、660億円の税金をつぎ込み立石駅北口の再開発を住民の合意もなく強引に進め、修繕すればまだ使える区庁舎を再開発ビルに移転しようとしていると批判しましました。

区議候補は、建て替えを中止し、基金の一部を活用して、、PCR検査の拡充、、保健所など医療体制の強化、事業者への区独自の協力金の拡充などコロナ対策に集中するとともに、区が廃止をすすめる小中学校プールを守ると訴えました。

同日応援に駆け付けた田村智子副委員長は「開発優先で子どもに冷たい区政を、区民の命・くらしを守る区政へ」と訴えました。

演説を聞いた同区の女性(75)は「プールを泣くのはおかしい。子どもにやさしい政治に」と話しました。

区議選は定数40に60人が立候補。自民党が14議席への大幅増、公明党が現有9議席を狙う大激戦です。

(「しんぶん赤旗」2021年11月2日付より)