総務省接待・コロナ対策…/政策評価 吉良氏が追及

この記事は約2分で読めます。

質問する吉良よし子議員=10日、参院本会議(写真提供:しんぶん赤旗)

国会が行政への監視・監督機能を果たすための政府の政策評価報告と質疑が11日の参院本会議で行われ、日本共産党の吉良よし子議員が、放送関連会社「東北新社」による総務省接待問題や新型コロナ対策、女性の貧困・DV(配偶者・恋人などからの暴力)問題などについて政府の姿勢をただしました。

吉良氏は、総務省検証委員会の第1次報告を引用し、「接待で行政をゆがめたとの認識はあるか」と追及。武田良太総務相はその事実を認めませんでした。

コロナ対策で吉良氏は、「失敗した時は失敗を認め、反省し、次の対策に生かすべきだ」と述べ、アベノマスクや「GoTo」事業の反省をすべきだと強調。西村康稔経済再生担当相は「対策の効果分析などを行い、対策を進化させる」と述べるにとどめました。

吉良氏は、コロナ危機のもと女性の貧困問題やDV被害が深刻だと指摘。特に性的DVでは予期せぬ妊娠にもつながるとして、「安心して産める社会をつくることと同時に安全安心に中絶ができる選択肢も必要だ」と経口妊娠中絶薬の低廉な価格での早期導入などを求めました。

また、命を危険にさらす東京五輪・パラリンピックは中止するよう求めました。丸川珠代五輪担当相は開催強行に固執する答弁を繰り返しました。

(2021年6月13日付「しんぶん赤旗」より)