千葉からジェンダー平等へ/池内さおり前衆院議員が千葉県知事選挙のかなみつ理恵候補を応援

この記事は約2分で読めます。

聴衆の声援にこたえる(右2人目から)池内、かなみつの両氏=18日、千葉県柏市(写真提供:しんぶん赤旗)

21日投票の千葉県知事選挙。「憲法がいきる明るい千葉県をつくる会」の、かなみつ理恵候補と日本共産党の池内さおり前衆院議員が柏、松戸両市内で18日、「ジェンダー平等トークライブ」を行いました。司会は共産党の、さいとう和子前衆院議員。柏は約200人、松戸に約100人が集まりました。(千葉県・宮澤春代)


選択的夫婦別姓・同性婚 実現させよう

かなみつ候補は「コロナ禍でDVや自殺が増えている。県のコロナ対策本部のメンバー17人中女性がたった1人は、あまりにひどい。全国で唯一、男女共同参画条例のない千葉県に、どこにも負けない条例をつくる」と力を込めました。「法律婚で相手の姓に変えさせられ、改姓した側の立場が弱い世帯主制度はおかしい。選択的夫婦別姓制度実現を」と強調しました。

池内氏は「国民健康保険などの制度が、事実婚では認められないことは問題だ」「同性婚を認めないのは違憲との札幌地裁判決に心が熱くなった。どんな属性で生まれても権利が保障される千葉県に」と訴えました。

性暴力について、かなみつ候補は「フラワーデモで震え涙ぐみながら告発した参加者が『自分は悪くないのだと思えるようになった』と立ち直った姿に勇気を得た。ジェンダー平等は重要だ。加害者に甘い社会を変える」と強調。池内氏は「電車や公共施設などでの日常的な被害で、圧倒的多数の女性が脅かされている。安全に暮らせる社会を。かなみつ知事誕生に全力をつくす」と表明し、会場は歓声に包まれました。

若者の5人に1人が生理用品を買えないなど「生理の貧困」の中、かなみつ候補の「学校や公共施設で生理用品を無料で配布する」政策にも注目と期待が広がっています。

(2021年3月20日付「しんぶん赤旗」より)