陥没は施行ミス/山添氏らに国交省が説明

説明を求める(左から)そね、山添、田中の各氏ら=18日、参院議員会館(写真提供:しんぶん赤旗)

東京都調布市の東京外かく環状道路のトンネル工事真上で陥没や空洞が生じた問題で18日、日本共産党の山添拓参院議貴、そねはじめ都議、田中とも子都議候補は、工事沿線住民とともに国土交通省から聞き取りを行いました。

国交省担当は、12日に有識者会議で公表した陥没や空洞の調査結果などについて説明。「周辺の地盤が特殊だったもとで、取り込みすぎなど施工が要因である可能性が高い」と述べました。

参加者は「地盤が特殊だったと事前に知っていたのか」「他にも空洞がある可能性は」「緩んだ地盤の上に暮らす人の安全は担保されているのか」と質問しました。

担当者は、地盤の特殊性について「事前の調査で分かっていたことと事故調査で明らかになったことがある」と話しました。

参加者は、地上40メートルより深い地下なら住民同意を必要としない「大深度地下法」で工事が進められ、地盤を緩ませたと批判し、調査結果に振動や騒音による健康被害に言及がないと指摘。第三者委員会を設置し、事故原因を究明することなどを求めました。

(「しんぶん赤旗」2021年2月20日付より)