医療現場への支援を/TV番組で山添拓参院議員が主張

日本共産党の山添拓参院議員は30日未明、テレビ朝日の「朝まで生テレビ!」に出演し、新型コロナウイルス対応などについて議員や専門家らと議論しました。

番組では逼迫(ひっぱく)する医療体制について議論に。山添氏は、コロナ患者の受け入れが少ないと指摘される民間病院について、コロナ対応病院と役割分担し「面で地域医療を支えている」との日本医師会・中川俊男会長の発言を紹介し、「それぞれが懸命に努力している」と強調。病床を増やすだけではなく、医師・看護師数の確保や医療機関への減収補てんが必要だと主張しました。

同時に医療機関への負担を軽減するために、「医療機関や高齢者施設等へ社会的検査を行い、重症者を減らすべきだ」と語りました。

特措法、感染症法等の改定案について山添氏は、「入院勧告や積極的疫学調査を拒否する人にはいろいろな事情がある。罰則で脅すことは行政罰であっても許されない」と主張しました。

緊急事態宣言の発令に伴い時短営業する飲食店への協力金についても議論に。山添氏は一律6万円の協力金では足りないと国会で議論した際に、与党席から”きりがない”と声が上がったことに触れ、「つぶれても構わないというメッセージだ」と批判。一律ではなく事業規模に応じた十分な補償が必要だと強調しました。

年末年始にコロナの影響で困窮した人への相談・支援活動に参加した山添氏は「これまで普通の暮らしをしてきた人たちも苦しい状況に陥っている」と述べ、支援の周知徹底を訴えました。

(2021年1月31日付「しんぶん赤旗」より)