共同のたたかいよかった/荒川区長選 湯川氏が強調

選挙結果を受けて記者団の取材に応じる湯川氏=9日、東京都荒川区(写真提供:しんぶん赤旗)

8日投票、9日開票の東京都荒川区長選で、「明るい革新区政をつくる会」の湯川一俊氏(71)=無所属新、日本共産党・立憲民主党・社民党・荒川市民アクション支持=は1万5252票(得票率29.15%)を獲得しました。

区長選では初めての本格的な市民と野党の共同でたたかい、各党の代表がそろった街頭演説も行いました。湯川氏の得票は、前回区長選の同会候補の得票から3104票、得票率で4.50ポイント上回りました。

選挙結果の大勢が判明した9日午前、湯川氏は事務所で記者団に対し、「立候補表明から短期間だったが、市民と野党の共同でたたかえたのがよかった」と強調。衆院解散・総選挙が取りざたされる中で、「野党が、国民から信頼される政策の太い柱を打ち立てて、連合政権をつくると打ち出してほしい」と述べました。

子育て支援やPCR検査の拡充、災害に強い街づくりなどを訴え、「区民から共感が寄せられた」として、政策の実現を目指す立場を示しました。

(2020年11月10日付「しんぶん赤旗」より)