在日米軍横田基地(東京都多摩地域)に配備されている米空軍特殊作戦機CV22オスプレイの訓練が6月に入り、激化していることが、平和団体の監視活動でわかりました。

低空でロープを使って兵士を降下させる訓練や運用時間外の夜間飛行のほか、29日からは初のCV22からのパラシュート降下訓練も行われ、周辺住民から怒りの声が上がっています。

羽村市の羽村平和委員会によると、6月に入り目立っているのは、前月までほとんどなかった基地内でホバリング(空中停止)しながら兵員を次々にロープ降下させたり、負傷者を収容したりする訓練です。
4~12人が5~30メートルぐらいの高さからロープで降下。2人1組で、負傷者役の兵士を救助者が抱きかかえてつり上げ、ヘリに収容する訓練なども行われています。

羽村平和委員会は「オスプレイを使い特殊作戦部隊を最前線に投入するための訓練を本格的に始めたのではないか」と指摘します。

10日には、横田基地のオスプレイが東富士演習場で海兵隊の歩兵部隊と訓練しています。

基地の進入路直下に住み、4歳の長男がいる飯能市の女性(34)は「音が大きいだけでなく家がガタガタふるえ、子どもが寝付いたばかりだと、起きるんじゃないかとひやひやです。起きているときは怖がって駆け寄ってきます。人が生活している上を飛ばないでほしい」と話します。

横田基地の運用時間(午前6時~午後10時)以降の夜間の飛行も頻繁になっています。18日は訓練を終えた2機が最後に着陸したのは午後11時すぎ。
23日にも、午後10時6分に帰ってきた1機が、滑走路上を低空通過し、基地西側を旋回してから同12分に着陸しました。

「基地のない東京に」~横田基地の撤去を求める西多摩の会・寉田一忠事務局長の話

横田基地周辺では米軍のC130輸送機が住民の頭上に迫るような低空で急旋回を繰り返し「とても恐ろしい」「やめてほしい」と怒りの声が広がっています。

都知事選で、宇都宮けんじ候補は、CV22オスプレイ配備撤回を明確にかかげ「基地のない平和なまち東京をつくります」と訴えています。

危険な訓練をやめさせ、都民の命を第一にした都政に転換させるため、運動を広げていきたい。

(2020年7月1日付「しんぶん赤旗」より)