訴える志位和夫委員長と吉良よし子参院議員、山添拓参院議員=1日、東京・新宿駅西口(「しんぶん赤旗」提供)

消費税率が1日、8%から10%に引き上げられました。
暮らしに困る人たちに最も無慈悲に襲いかかる最悪の不公平税制=消費税の増税は2014年4月以来5年半ぶり。

安倍政権では2度目の暴挙です。今回の国民負担増は5兆円にものぼります。

日本共産党は増税強行に抗議し、減税・廃止へ新たなたたかいをよびかけ。「10%ストップ!ネット」や消費税廃止各界連絡会、消費税をなくす会などとともに、全国各地で街頭宣伝し「消費税率5%への引き下げを求める請願署名」を呼びかけました。

署名には短時間で多くの人たちが応じ、消費税増税への怒りと減税・廃止への期待の大きさが示されました。

日本共産党の志位和夫委員長は東京・新宿駅西口で、吉良よし子、山添拓両参院議員とともに「消費税減税と廃止を求める新たなたたかいを日本列島津々浦々で起こしましょう」と呼びかけました。

宣伝カー前では、若者など通行人が次々に署名に応じ、聴衆の輪が広がりました。

志位委員長が冒頭、消費税増税の強行に抗議し、「耐えがたい重税によって暮らしと経済が土台から壊されることを、黙って見ていられない」と力を込めると、聴衆から「そうだ」の声が返りました。

導入後31年の消費税の歴史を振り返り、

(1)消費税が「社会保障」や「財政再建」のためではなく大企業と富裕層の減税の「穴埋め」に使われたこと
(2)貧困と格差の拡大に追い打ちをかけていること
(3)消費税の導入と度重なる増税が国民の暮らしと景気を壊し、日本を“経済成長できない国”にしてしまったこと

を告発した志位委員長。
「31年の歴史によって害悪が天下に明らかになった悪税をこのまま続けていいのか」と問うと、あちこちから「よくない」の声が起こりました。

日本共産党は、消費税が導入されたその日から一貫してその廃止を求めてきました。

志位委員長は「今日、この日に心から訴えます。いまこそ消費税廃止を大目標にすえて力をあわせましょう。税金は負担能力に応じて――応能負担原則にもとづく税制の民主的立て直しをやろうではありませんか」と力を込めました。

そのうえで、「消費税廃止を目標としつつ、次の緊急の要求を掲げて、国民の共同のたたかいを発展させよう」と、新たなたたかいを提起しました。

第一に、消費税を緊急に5%に減税し、長期にわたる経済の低迷を打開することです。

なぜ「5%への減税」か。そう問いかけた志位委員長は「理由は簡単明瞭です。5%から8%に上げたことが間違いだったからです」と述べ、8%増税が深刻な消費不況を招いていることを告発しました。

さらに志位委員長は「長期の経済低迷を本気で打開しようと考えれば、『5%への減税』という家計応援の希望あるメッセージを発信し、実行することが不可欠です」と訴え。
「(8%、10%と)一つの内閣で2度にわたる13兆円もの大増税を強行した内閣は戦後かつてありません。力をあわせて戦後最悪の増税政権を倒し、『安倍大増税』を元に戻しましょう」と訴えると、聴衆から大きな拍手が起こりました。

第二に、消費税減税に向けて、野党が協議を開始し、共闘を発展させることです。

第三に、消費税減税と一体に、賃上げ、社会保障の充実、教育の負担軽減をはかることです。

第四に、大企業と富裕層に応分の負担を求めることを中心にすえた税財政の民主的改革を行うとともに、家計応援の政策を実行することで日本経済を健全な成長の軌道にのせて税収増をはかることです。

志位委員長が「このことで経済と財政の好循環が生まれ、消費税減税と暮らし応援の政策実行のための財源を確保することは十分に可能です」と訴えると、聴衆から「いいぞ」「いいこと言う」の声がかかりました。

訴えの最後に、志位氏が「消費税減税を求める政党・団体・個人が力をあわせましょう。99%のための政治をつくりましょう」と述べると、聴衆から大きな拍手がわき起こりました。

山添議員は「こんな国民だましの不公平税制を続けさせるわけにはいかない」と強調。

吉良議員は「台風被災地にも消費税10%が押し付けられた、あまりにもひどいではないか」と批判しました。

新宿在住の男性(710)は「5%への減税をぜひやってほしい」と期待を語りました。

演説を聞いた女性(24)は「景気は悪くなっているときに消費税増税は納得できない。大株主や大企業が有利になって庶民が苦しむなんて嫌ですね」と感想を語りました。

(2019年10月2日付「しんぶん赤旗」より)