政治変える一票、共産党に

 統一地方選は7日、前半戦(道府県知事、道府県議、政令市長、政令市議選)が投票日を迎えます。統一地方選と夏の参院選は、消費増税などの負担増、憲法改悪を進める安倍政権の暴走をストップし、政治を変える審判の場です。日本共産党の躍進に期待する声を紹介します。

地方選・参院選 応援します 世界に誇れる選択を 作家 小中陽太郎さん

 統一地方選挙に当たり、目の前の地方選挙の争点になっている暮らしの問題を大きな視野で、世界の平和と民主主義の問題と結びつけて考えることを提案します。
 アメリカでトランプ政権が生まれたことを、私たちは地方選挙であっても、関連させて考えなければなりません。今大きな問題になっている沖縄県の多大な基地負担、新基地建設の問題は、同盟国アメリカを通してイスラエルとつながり、沖縄から飛び立った爆撃機がベトナムやイラクの人々を攻撃した歴史と結びついています。
 また、沖縄の問題は東京の問題であり、原発事故のあった福島の問題も、東京と結びついているのではないでしょうか。
 統一地方選挙は身近で切実な暮らしの問題から、投票する政党、候補者を選ぶ選挙と思われやすいけれども、平和と民主主義を求めながらまだ苦悶している世界に、誇れる選択をしようではないですか。
 平和と民主主義のために奮闘してきた共産党の健闘に期待します。

国民の声を聞いて 上智大学神学部教授 光延一郎さん

 国民の声を聞いて立場の弱い人たちのために働いてくれる政党だと高く評価しています。
 幼児の頃に育った共同保育所では共産党の人たちが中心になって、地域に根差して人々の生活に直結したケアをしてくれたことを身にしみて感じています。
 あるお年寄りの家が火事になった時、共産党の区議さんが駆け付けて「困ったことはないか」と寄り添っていた姿に信頼を持ちました。
 戦争中も筋を曲げず正義と平和の意志を貫いた人も多く、キリスト者も社会を一緒に生きる上での倫理観で深いつながりがあるように思います。
 原発問題、天皇制、反戦・平和や歴史修正主義の問題での対応は信頼を置けるものです。共産党の議員が増えないと、今のひどい日本の状況に歯止めがかからず、〝マヒ〟が進むでしょう。腐ってグズグズになる前に選挙で意志を示さないといけません。
(カトリック司祭)

環境分野で活躍期待 東京あおぞら連絡会前理事長 吉川方章さん

 「東京にあおぞらを!」と、大気汚染公害に苦しむぜんそく患者の医療費救済を求めて、裁判やトヨタ社前に座り込むなどした歴史的和解(07年)から11年余がたちました。この闘いに共産党の多くの皆さんが共に行動してくださり、お世話になりました。
 私たちは今、新たなぜんそく患者の医療費救済を求めて、公害調停に取り組んでいますが、併せて、大きな視点にたって“ストップ温暖化”の問題にも取り組んでいます。温暖化の原因であるCO2(二酸化炭素)やPM2.5(微小粒子状物質)の問題は重要で公害とも関連しています。
 いま、都やすべての市区町に自転車ネットワークづくりを要請、自転車専用ブルーレーンやナビマークやナビラインの設置、コミュニティサイクルの導入などが進んできました。
 自転車は防災時の交通手段にもよく、健康増進、活気ある街づくりにもつながります。自転車の活用で少しでも、東京のあおぞらを取り戻すことができればと思います。
 共産党が統一地方選や参院選で、環境問題に力を入れ、議席を伸ばして環境分野で活躍してくださることに期待します。

文化を大事にして オペラ歌手 塘岡裕紀さん

 今の大田区政は、日本共産党以外のオール与党がすすめています。JR蒲田駅と京急蒲田駅をつなげてほしいという区民の悲願とは、実態がかけ離れてしまった蒲々線(新空港線)や駅前開発などの大規模開発に予算をつぎ込む一方、財源が十分にあるにもかかわらず、受益者負担の名のもとに施設使用料や学校給食費などを値上げしてきました。
 文化センターなどの使用は区民の自由な文化活動を保障するもので、むやみに負担を強いるものではないと思います。憲法で保障された「健康で文化的な最低限度の生活」の「文化的」というのは、生きる上で実はとても大切なものです。お金に余裕のある人しか文化的な生活を送れないような社会は、憲法違反であり非人間的だと思います。
 私は陳情や請願を通して、実際の区政を体感してきました。日本共産党以外の区議は、私たちの陳情や請願にすべて反対でした。
 唯一、私たちの立場に立ってくれる日本共産党の区議さんを、一人でも多く増やさなければと思います。(大田区在住)

弱者への目線が大切 いそべ動物病院院長 磯部芳郎さん

 地域の動物病院を開業して50年以上になります。地元を見ていると、共産党の市議の人たちは、政治が目を向けるべき、弱者の人たちにしっかり、目が向いている。政治に一番、大事なことは「やさしさ」で、共産党には、そのやさしさがあります。
 安倍さん(首相)は、政治家三代目で本当の苦労がわかっていないし、政治はどうあるべきかという志がありません。沖縄の県民投票で、あれだけ、はっきりと辺野古新基地反対の民意が示されたのに、それにこたえようとしない。民衆を馬鹿にしています。
 トランプ大統領に言われて大量の武器を買い込み、戦争への道を進もうとしている安倍さんは、アメリカの兵器産業の日本代理店のようです。
 共産党は90年、党名を変えていませんね。非国民と言われても戦争反対を貫いた。筋が通っています。(東久留米市在住・元北多摩獣医師会会長)

余生を“9条守れ”に 千代田・多町1丁目町会前会長 藤田光春さん

 働いた帰りにちょっと飲んで行こうか、という人たちが立ち寄るわれわれの商売。もう50年になるけれど節約もやりつくしてしまった感じ。消費税の増税は、それに追い打ちをかけるものです。
 この間、会計ソフトを8万8千円で買ったけれど、消費税増税は本当に止めてほしい。国の予算を見ても軍事費にあまりにも偏りすぎ。1兆円を国保にまわすだけで下げられるじゃないですか。
 町会長を辞めて、いまは憲法9条を守ることだけに余生をかけたいと思っています。千代田区では毎月、憲法を守ろうと街頭で宣伝行動を行っていますが、私もマイクを握っています。平和憲法下で育った団塊の世代の一人として、若い人たちに9条を守ってほしい、“言い続けることが大事”と思っています。
 先の衆院選(東京1区)で立憲民主党の海江田万里さんを共産党も支援して勝利したように、野党が一つになって国政を変えなければなりません。そのためにも共産党に議席を伸ばしてほしいと思います。(南蛮亭社長)